申年の赤い肌着はなぜ縁起がいいの?
申年に赤い肌着を身に付けると縁起がいい!
なんて言われていますよね。
若い人は知らないかもしれませんが、
お父さん、お母さん世代から上の方は
知っている人が多いと思います。
これは、申年の「サル」にかけて
「病が去る(サル)」など語呂が良いこと。
そして、「赤色」は、病気を防ぐ厄除けや魔除けの
言い伝えがあるので、
赤い肌着が良いとされているそうです。
地域によって、いろいろな言い伝えがあります。
近畿地方では、申年の申の日に子供から贈られた肌着を身に着けると、
老後を健やかに過ごせる。下の世話にならない。
中部地方では、申年に肌着を贈る、または贈られた肌着を身に着けると、
病がサル。長患いをしない。
中国地方では、申年の申の日にショーツを4枚贈ると死がサル。
または肌着を贈ると病がサル。
九州地方では、申年の申の日に贈られた肌着を身に着けると、
病がサル。とくにサルマタがいい。
四国地方では、申年の申の日に贈られたショーツを身に着けると
病を遠ざける。こっそりしまっておくと幸運が訪れる。
そして、関東地方では、子ども(娘)が申年に母親に下着を贈ると
「将来下の世話にならないですむ」という言い伝えがあります。
そういった言い伝えがもとで12年に一度しかない申年には
赤い下着をつけて過ごしましょう!ということになっています。